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せいらさんのブログにある、
http://ameblo.jp/alex-2009/entry-10582746653.html
「負け犬の美学」
この言葉を吐いたのは私です。
でも間違いでした。正しくは
「負け組の美学」でした。
お詫びして訂正いたします。
この言葉が出てきたのは、
『晴れた日は巨大仏を見に』 著:宮田 珠己
の中にあったからです。
「負け組の美学」というのは、
著者が、何故、巨大仏を見に行くのか、そこに魅力を感じるのかの理由を
総括した名称のようなものですが、
ちょいと、所々割愛して引用します。
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ダメさを楽しむ。
ズレたモノやダメな風景など、これまではどちらかというと
否定的にとらえられていたそれらのモノや場所を、肯定的に楽しむ。
「マヌ景」
常人には、それがそこにある必然性がまったく感じられず、
それどころかその存在が周囲とあまりにズレているために、
笑いさえ発生してしまっているような風景。
『くだらない』、『ヒマ』、『ダメ』とか、
そういうものに共感できる人は主流派ではない。
世間でいう、成功者とそうでない人、みたいな話ともまた少し違うけれど、
セレブであろうとなかろうと、主流派は、
お台場、六本木、あるいは白金らへんに憧れがちだけれども、
負け組は、そういう一般的なトレンディースポットを素直に楽しむことができない。
主流な価値観にシンクロできない。
六本木ヒルズに住みたいとは思わない。(ちなみにこの本が出版されたのは2004年)
『勝ち組を目指すのはかっこ悪い、ありネタで楽しもうよ』という感覚。
この先きっと想像を超えるようなものはもう出てこないだろう。
だから、すでにあるものの中から、逆の意味で、
言わば腰が砕けるような方面でびっくりしようとする。
世界観を揺さぶるような面白いものはもう出てこない。
そんな思いが、ありネタへの再発掘へと向かわせているのかもしれない。
それが負け組の考えだとするなら、お金持ちにも負け組はいるだろうし、
貧乏でも負けてない人はいるだろう。
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廃墟が好きな人ってこれに近い感覚を持っている予感がするのですが…、
また違う感覚かもしれません。
とにかくそういうわけで、
歌舞伎町に綺麗で近代的で設備の整ってるホテルが増えてる中、
昔から経営してるようなホテルについつい、目が行く感性を、
私は嫌いません。
でも、2010年は、もう、あらゆる感性が乱立している状態であって欲しいし、
私は私の中で、見たことないものを見たいし、行ったこと無いところに行きたいので、
はっきりいうと、歌舞伎町にあるホテル、全部使ってみたいです♪
ちょっと、今日は、せいらさんに対する私信みたいな文章になってしまったけど、
先日、うまく伝えられなかったので、どーしても書きたかったのです。
以上です!